今の時期、4月からの自治会役員決めが週末の集会所で開かれていると思います。大体の自治会では自治会長は年配の人となっています。そして副会長・会計と選出されていきます。
会社員を退職された人、自営業の人が概ね自治会長に推薦や慣習や輪番でなることが多く感じられます。
でないと、自治会長は役所との交渉などで平日に用事をすることが多いからです。会社員の方は日中に自治会の用事を済ませることは辛いでしょう。ですので、日中に行政と関係性が持つことのできる、自営業・農業関係者が実質会長になると思います。
自治会長のほかはどうでしょうか?副会長は会長のサポート役で考えて問題ないでしょう。パソコンが使えない自治会長もいるかもしれないので、パソコンが使えて文章が入力できて、なおかつ回覧板の書類作成を受け持つことも多いかと思います。行政との会議体にも参加する機会もあるかもしれません。
会計は見ての通り予算に基づき、お金の管理をします。購入金額を支払ったり、自治会費の入金業務・他にも他部門への予算配布も関係してくるでしょう。大変なのが買い出し業務でしょう!重たい飲み物や、アルコール類・食事関係は余らないように・足りないことがないように準備し内容を考えるのも会計の仕事です。
自治体の世帯数が多いと○区○組といった呼び名になるかもしれません。それぞれ区長・組長で自治体と接点を持った組織になります。
私の住んでいる地区の自治体は大きく区で分けてあり区をさらに組で分けてありました。
組長がそれぞれの区で輪番で担当し、区長も輪番で回ってきます。となると、過疎地では住人だ少ないので数年に一度回ってくることになり、高齢者では負担が多くなるので若い世代に担当を押し付けようとしてきます。
では、若い世代はその負担をこなすことができるのでしょうか?
子供がいる家庭は、保育園・小学校・中学校といろんな行事があります。その中にも役員的なものが存在したりします。スポ少や部活があったりもします。シングルの家や、単身赴任の多い家庭、核家族。いろいろ制限もあるんです。
果たして、自治会に進んで参加が出来るでしょうか?
自分ができないとなるとどうなるでしょうか?妻に負担が生きませんか?どちらかの負担が増えればストレスが多くなり、家庭内にトラブルが多くなります。やがて、夫婦喧嘩が増え、離婚の危機も出てくるところもあるかもしれません・・・
若い世代の会社員は、職業柄、行政と密なやりとりができないため仕事を休まなければ自治会の仕事をこなすことができません。自ずと自治会の仕事が嫌になります。嫌になればどうするか?町内会を辞めるという選択になるのです・・・
町内会をやめた世代はどうなるか?村八分的な扱いを受けたくないので引っ越すことになります。
こうなったら、元も子もないです。
組長やほかの自治会の役を受けてしまい、年度内はその行事をしなければならないとき、たまたま他の用事とブッキングしてしまっても問題です。代理人が見つかれば良いのですが、なかなか見つかりません。必要な参加人数が決まっているからです。自治会の中には、強引に圧力を持って参加させる人もいます。昔ながらの、パワハラ・セクハラをなんとも思っていないような人が、まだまだ、たくさん田舎にはいますから・・・そんな人に強引に参加させられ、目をつけられると精神的な負担は相当なものです。
ですが、考え方を変えるとこうも考えられます。
時代の変化に自治体が変化していっていないだけ・・・
変化していけばいいんです。参加人数を合わせるのに必死になるような行事は取りやめたり、地区の合併をして人数を増やしてみるとかしてみるとか。
そもそも町内会ってその町内に住む人が助け合って生活する場であるので、役員も助け合って進行を進めるべきなのです。役員の仕事を一人が抱え込んでしまうからしんどいんです。ほかの人をもっと、頼っていいんですよ。誰か~助けて~では、助けてくれないかもしれません。だから、指名していきましょう!副会長の○○さん会計の○○さん組長の○○さん助けてくれませんか?って感じで。
ウン。そうしましょう!