いろいろ

卒業生の答辞、相手に内容が伝わるように説明を多く取り入れました。

卒業生代表 答辞・・・

卒業式はだいたい終わりましたがこの記事を書きました。

答辞、漢字で表すとこんな漢字ですが、私たちは とうじ そうじ と聞くと日常でよく使っている漢字の 当時 掃除 の漢字が頭に浮かびませんか?

今回は卒業式の答辞の文章を読んでみて!と依頼されました。頭に浮かび上がる情景表現が良かったので全文を掲載します。

卒業式の答辞は最初に話す言葉って、たいてい情景を話しますが天気が晴れバージョンと雨バージョンも考えておく必要がありますよね。雪バージョンも考えておく必要も北国の方はあるかもしれませんね。

ではいってみましょう!

答辞

暖かく柔らかな光をうけて、通学中に見る家々の庭木に蕾がふくらみ、春を感じられるようになった今日の良き日、

当日が、雨の場合:一雨ごとに寒さが緩み、木々の蕾につく雫のキラメキに、春を感じるようになった今日の良き日

私たち三年生は、卒業の日を迎えることになりました。

本日はこのような盛大な式を挙行していただき、ありがとうございます。また、ご多忙の中ご臨席くださいましたご来賓の方々、諸先生方、在校生のみなさん、ご家族の方々には、祝福や力強い激励の言葉をいただき、卒業生を代表して心より感謝申し上げます。

 

上のクダリは普段あまり使わない言葉使いです。年配の方には印象がよく受け取られますが、ここまでの言葉使いでは、あまり卒業生の保護者や先生方の心には響かないかもしれません。最初の答辞の冒頭部分では以下のような文章で、二番目に伝えたいことを盛り込んだほうが良いかもしれません。

入学当時の情景を伝えていますよね。

 

みなさん、この学校に入学した日のことを覚えていますか?私たちの入学式の日は、あいにくの雨模様でした。

(雨の場合:今日のような雨の日でした。)

受付や案内をしてくださる先輩の白衣姿に、自分は今日から看護学校で勉強するのだと、改めて感じたことを思い出します。社会人を経てから看護師を志し、三十六歳で入学した私は、二分の一ほどの年齢の同級生に交じって、学業についていくことができるかと不安でいっぱいでした。

実際、この道を選んでよかったのだろうかと考えることも、多々ありました。看護師になるための勉強は専門的であるだけでなく、その知識と技術、そして心を持って実習に臨み、患者さんのもとへ行かなければなりません。

 

上の部分は入学当時の自分の様子ですね。当時、自分の周りの環境や気持ちを盛り込んでいくことで来賓の方々に気持ちに入ってもらうことができますね。

実際には、学業にはついていってました。家庭があるのを理由にしたくないというプライドと私に対して何とかして、看護師になってやるという心意気?約束?情熱を原動力にして日々ついていっていました。

実習時のリーダーや学内行事に至っては、社会人が率先してその役割を担ったと聞いています。現役生の大半が嫌がり、それを決めている時間が勿体無いと言っていました。そして、こんな事も言っていました。その役割で得られる事は大きいのにね…自分の糧になるのに。後回しにするより今その経験を仲間を誘って経験する事が大事だと思うんだわ。

現役生は遊びたいのかねぇ?と。

私は、働いていますが現役生のような考え方でした。甘えているんでしょうね。自分がやろう!と思うのは疲れるんですよね。エネルギーが必要でそれがプラスのエネルギーであれば凄くシンドく感じてしまうのです。今は大分マシになりましたが、変化を嫌う習慣は怖いですね。

 

私は実習で、終末期にある患者さんを受け持たせていただきました。一年生だった私は、日ごとに変わってゆく患者さんの状態に、ただ戸惑いました。しかし患者さんは、手際の悪いバイタルサイン測定や清拭などにも、「ありがとう、おねがいします」と応じてくださっていました。実習後半には会話も難しい状態となり、ベッドサイドを訪ねても、一方的に声をかけることしかできず、そのまま実習が終わってしまいました。

自分は患者さんのために何もできなかったと、後悔が残りました。しかしそんな時に、患者さんのご家族からメッセージをいただいたのです。そこには、患者さんが、看護師を目指す私のことをとても応援してくださっていたことが書かれていました。苦しい中でも学生の実習を拒否されなかったのは、ひとえに看護師を目指す私を応援してくださっていたからだと知り、もっと疾患の勉強を重ね、患者さんの看護につなげていかなければならないと、心から思いました。

 

在学中の気持ちです。この部分は本音を伝えていて心情が出ています。聞いていて、引き込まれました。在学中の家での様子がフラッシュバックします。

子供達が、インフルエンザに罹患した時は予防投与の高いタミフルをもらったにもかかわらず、学校に来るな!と言われたり。睡眠時間を削ってのレポート提出。

看護師専門学校はハードですね。会社員の方が守られているような気がします。

一方で4年制の看護大学は4年時は、国試の勉強に集中できる環境なので羨ましいと言っていました。

今日の卒業は決して、一人で成し遂げたことではありません。患者さんや病棟の看護師の皆様、勉強だけでなくプライベートなことも相談に乗ってくださった、先生方や事務職員の皆様の支えがあってこそのものです。また、家族の支えは何よりも大きなものでした。送り迎えをしてもらったり、子供の世話をしてもらったり、家に帰っていつもと変わらない「おかえり、おつかれさま」の言葉に、どれほど安心したことでしょう。家族へは、どれだけ感謝しても感謝しきれません。

 

私たちは明日から、それぞれが未来にむかって歩みだします。通い慣れた通学路、仲間と過ごした教室、幾度となく袖を通した実習服、そして三年間、励まし合い助け合ってきた仲間とも、今日が最後です。

 

遅くまで残って行事の準備をしたこと、全ての実習が終わったことを抱き合って喜んだこと、一緒に国家試験勉強をしたこと、とても言葉では言い表せない思いで胸がいっぱいです。

 

看護学生という一つの船に乗り共に過ごした、この濃密な三年間の思い出は、これから後の辛い時、苦しい時を乗り越える糧となるでしょう。

 

在校生のみなさん、学生生活の中で、大変なことが沢山あると思います。時には、理不尽に思えることもあるでしょう

 

そんな時、気持ちを分かってくれるのは、同じ看護学生であるクラスメイトです。互いを思いやり、助け合い、高め合いながら、看護学校での学びを深めてください。

在校生へのメッセージですね。あまり絡みがなかったようなので、伝えたいメッセージは無いなぁと言っていました。

 

最後になりましたが、皆様のご健勝をお祈りするとともに、○○看護学校がこれからもたくさんの看護学生の学び舎としてあり続けることを願っています。

 

看護の専門職として、何事にも真摯に取り組み、たゆまぬ努力をし続けることをここに誓い、卒業生代表の挨拶とさせていただきます

 

ヤッパリ自分が関係している文章はその時の事がラップしてしまい。本番での答辞はウルウルしてしまいました。

難しい言葉を使うのではなく、簡単な言葉で情況を説明し気持ちを込めて伝えることの素晴らしさを感じました。

お母さん卒業おめでとう!